2016年6月23日木曜日

オステオパシーの話①

 本日は「オステオパシー」についてDig on!(掘り下げましょうってことです)



当院は“オステオパシー”治療院というくらいなのでオステオパシーを用いて治療を行うのですが、一般の方にとっては、「そもそもオステオパシーって何やねん!」てなことになりますよね、ハイ。



そこで本日は当院の目玉商品であるオステオパシーについて(それしかないんですが…)お話ししていきたいと思います。
第1回は主にその歴史について…



オステオパシーはアメリカ人医師A.T.スティルによって1874年に創始された自然医学で、その語源はギリシャ語の“Osteon(オステオン)=骨、生命体の構造”と“Pathos(パトス)=病、療法”からなります。つまり生命体の構造に対する療法という意味ですね。
日本ではまだまだマイナーですが100年以上の歴史を有しているんですね~。
比較的一般の方にも馴染みがあるカイロプラクティックよりもその成り立ちは古いのです。



スティル先生はもともと普通のお医者さんだったのですが、当時流行していた感染症(髄膜炎)により3人の子供を亡くしてしまいました。
自らが生業としていた投薬を中心とした医療で愛する家族を救えなかったことに加え、一方では医療を受けられていないにも関わらず命が助かり病から回復する人たちがいる事実にスティル先生は疑問を持ちました。
それをきっかけにスティル先生は人体を徹底的に研究し、解剖学や生理学、病理学から自然科学までを網羅した独自の医学を創りあげていきました。


それから10年の後、スティル先生はオステオパシーを発表し、世に送り出しました。
が、医学界からは猛反発にあい、糾弾され、受け入れられることはありませんでした。


しかしスティル先生は自らの信念を貫き通し、アメリカ全土を転々としながらオステオパシーの治療を行い続けました。その効果は凄まじく、伝染病や内臓疾患にも効果があったと記録されています。

やがてミズーリ州のカークスビルという小さな町に落ち着いたスティル先生でしたが、そこに噂を聞きつけた人たちが全米中から集まり、食堂ができ、ホテルができ、ついには初めてのオステオパシーの学校も設立されました。
その学校は今もA.T.STILL UNIVERSITYという名で残っています。
また、当時医学界から認められなかったオステオパシーは、アメリカでは現在ドクター.オブ.オステオパシー=D.O.として投薬も手術もできる医師と同等の資格として認められています。
ヨーロッパやアジア各国にも大学は存在し今やオステオパシーは世界中に広まっているのです。




誰も認めてくれる人がいない中で信念を貫き続け、たくさんの人を救い、小さな街を自分の身ひとつ、オステオパシーのみで大学ができるまでに発展させ、さらには国に認められる資格にまでなる。文字にするとほんの数行ですが、オステオパシーによって世界中でたくさんの人が健康を取り戻していることを考えるとスティル先生の遺した功績は本当に素晴らしいですね。




日本では代替医療として少しずつ広まってはいますが、一般的な知名度はまだまだ低く、経験したことがない人がほとんどです。
ですが長い歴史に裏打ちされた伝統的なオステオパシーの治療は素晴らしい効果があり、もっと多くの人に知ってもらいたいところです。



微力ながらワタクシも福岡市の片隅から少しずつオステオパシーについて発信していきたいと思います(^^)


今日はここまで。

次回はオステオパシーの考え方についてDig onいたします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m


2016年6月22日水曜日

はじめまして

 福岡県福岡市東区のオステオパシー治療院「Dig onオステオパシーセンター」です!



慣れないブログではありますが、なるべくまめに更新し、長く続けていきたいと思います。



まだまだ日本ではマイナーなオステオパシーのこと、人の身体に関すること、日々感じたことなどを綴っていくつもりです。



ブログのタイトルは、Dig onのBLOG、略して「Dig Log」です。語感もいいし、シンプルでえー感じかな、と思います。



皆様どうぞよろしくおつきあいください。